サンドイッチ
お教室用のお弁当です

玉子ハム(3枚重ね)・ツナ胡瓜・玉子カクテル海老胡瓜
娘、苦手なマヨネーズ・バターを最近食べられるようになりました。
とてもサンドイッチが作りやすいです(^^)
大好きなハムは3枚重ねに

先週金曜も遅く帰宅した夫。お食事を半分以上残しました。
「どうかしたの?」
「 今日は少し早めに先に休むよ。大丈夫です、寝れば治りますよ。日曜は仕事だから、
明日は気分転換にいつものところに、みかん狩りに行きましょう 」
みかん狩り…その言葉がわたしの中に浮かびかけた心配を
一瞬にして安心に変えてしまったのです
そしてその後に起こることは夢にも思わず、彼に挨拶をしました。
夜を楽しめる唯一の金曜週末。
わたしは翌日にまたぐ時間までも深くゆるやかに流れる静けさに心を沈め、
数時間後、安らかな気持ちのままにベッドにもぐりこみました。
その時既に別の寝室で彼が苦しんでいることも知らずに。。。
我が家の週末の朝は、パパが腕をふるいます。
でもキッチンにはいつもの姿が見当たりません。
メール:ママへ 病院にきています。ご心配なく
病院から帰宅後も寝室へ。翌日になり熱は下がることなく会社へ向かいました。
彼の性格わかっています。 若い人たちは、もっと大変なんだ。。。
それでも月曜の朝に検査を早めていただくように促しました。 それとなくです。
それができたのは、自身の痛みも相当なものであったはずです。
ここのところまともな休日はありませんでした。
心がざわつきます。母に電話
「 きっと余程のことよ。 我慢強い人なんだから。
あなたに心配させないようにしてるんでしょう。
Mちゃん(私)が笑っていることが、Kさんはしあわせな人なんだから 」
わたしの母は、パパのことが大好き。
誠実で愛おしい人、あんな希少な男の人と一緒になれるのは宝くじに当たるより難しい、
Mちゃんはほんうにしあわせよ、といつもわたしに言います。
「 いい? Mちゃん。絶対に病院にはついて行きなさい。
それからね。会社に行くなんて言ったら投げ飛ばされても止めるのよ 」
…お母さん? 何があっても彼はわたしにそんなことする人じゃないわ。
それに、そんな止め方したら気持ちを逆なでるにきまってる。
プライドを尊重したやり方を考えないと…
それでもまだわたしの中にはこれほどに情けない余裕がありました。
母の方が余程事態を把握していたように思います。
いつも彼のそばにいるというのに、わたしは。
月曜に胃カメラ検査前の再診察。 パパが検査室に入った後、
先生とのやりとりで膨らむ疑問
???
「 主人は熱が続いていること、先生に申し上げてないのでしょうか? 」
看護婦さんはかなり驚いた様子、しかし胃カメラは進めることに。
付き添っている間、どんなにひどいことをされてるのかと思うほどの罰当たりな感情。
「 奥さん、大丈夫? 」看護婦さんに言われても、そこにいなければ。
胃カメラの検査の結果、先生にこの程度の炎症でそこまでの痛みを訴えるのは
おかしいと言われ、そこで熱のことをはじめて。改めて血液検査。
「 胃の痛みから熱が出ることはない。もしそうなら、厄介だよ… 」
そう先生がこぼしたことば…これが胸の奥、暗雲のようにゆるやかに広がり始めていました
その後、病院で別れ、彼はそのまま、また会社へ直行してしまいました。
また…仕事……
翌火曜、娘の学校の保護者会から帰宅後、病院の先生との電話。
「 旦那さん、今寝てるよね? 」
「それが、朝から会社へ行ってしまいました…」
「 えっ?!…
よし、わかったよ。じゃぁ奥さんね、今日これからこちらへいらっしゃい。
お話したいことがあるんだ。 」
言い知れぬ不安の波にのまれそうになりました。
「 今日6時にそちらに結果を伺いに主人と待ち合わせしてますが、どうしましょう。」
「 それなら、良いよ。あとでお話ししましょうよ。 ね? 」
「 先生…何かあるんでしょうか…? 」
先生にお会いできる時まで待てるほどの心根の太さなど持ち合わせているはずもなく
立っているのがやっとの状態で、それでも先生の電話越しの様子に全神経を集中しました
「 癌じゃないけどね。今すぐに入院の必要があるんだ。入院だよ。絶対安静。
厄介なんだこれ。 」
「 どんなに言ってみても会社に行ってしまう。駄目…なんです 」
つい、本音でお話ししていました。
70歳くらいの先生。余計なことは一切おっしゃらず。
でも、このほんの数分間の電話で主人の性格も全て把握してくださっていたことを
後になって知ることになります。
取りあえず会社に連絡。入院の必要性を事前に知らせておくためです。
「 それは、少し勘弁願いたいな… 無理だよ 」
やはり駄目でした。
どうすれば。。。
夕方病院でわたしたちを前に血液検査の結果を示しながら
「 この値。凄いでしょ。入院安静が必要なんだよ。あなた。
医者自身であっても自覚がない症状なんだ。紹介状書くから 」
「あと2週間だけ猶予をいただけないでしょうか。その後でなら、なんとか入院します」
お叱りを受ける…一瞬身体が硬くなりました
しかし意外にもベテランの先生の口から出た言葉。
それは恐れていた頭ごなしの否定やお叱りではなく逆に温かい慰めのためのものでした。
「 うん。駄目だよ。逆にね。2週間は絶対安静にして、
その後全力で働くというのなら良いけどね。
あのね。仕事を一生懸命がんばるっていうのは、ほんとうに大したものだ。
でもね、どうだろう?
今大切なのは今後も全力でがんばれるように休むことなんだ。
いいかい。そうしないと、命にかかわる病気なんだよ。
もしくは、一生引きずってしまう大変な病気だよ。」
仕事に対する彼の真摯な姿勢を労って下さったこの言葉で彼の強固な意志の縄は
この時、少しほどけたのではないでしょうか。
ベテラン医師にして予想外のこの一言。 救われたのは、まさにわたし。
先生のスマートな力強さがあまりにも頼もしく胸が押しつぶされそうになりました。
若い先生にはない、奥深さ、歩んだ歴史から来る温かさ
これまでの人生もきっと素晴らしいものに違いありません
誠実な夫は周囲の人にも丁寧です。迷惑をかけることが何より屈辱。
人を助けることに労を惜しみませんが、弱みは決して見せることはありません。
その生き方にプライドを持つ強い人です。そして自分の生き方を信じる正しい人。
一時の感情に決して流されない人。
彼のような立派な男性には後にも先にも出会ったことがありません。
かくして入院させるべくわたしの画策が始まりました。
彼に感情的な訴えは還ってマイナスになれど善処を求めるものにはならないのです。
そしてLeeがお教室から帰宅し、パパと会う前がチャンスだと確信
「 ねぇ。会社には代わりに仕事をしてくださる方は、いくらでもいるわ。
でもLeeはどうなるの?
Leeのパパはこの世でひとりだけよ。 何かあっても代わりはいないの 」
無邪気に帰宅したLee
「 わぁ、パパが帰ってる~♪ パパ~ぁ❤ 」
・・・・・・翌日、大病院で一から再検査、即入院の運びとなりました・・・・・・
それからの借り物競走のような入院のお買い物も、もはや苦に値しません。
むしろもう感謝で気持ちはいっぱい。
溢れる感情を抑えながら、汗だくになって買い走りました。
あの時に発熱を知らさず胃の炎症で片づいてしまっていたら、
大変な事態になっていたと言われました
ベッドに落ち着いた夫のそれでも少し戸惑った表情を思い起こしながら、
帰宅する道すがらみるみる全身から力が抜けていきます。
病院に預かっていただいた安心感や脱力感、そして続いていた緊張が一気に緩み
家のそばまで来たら、坂道で急に涙が止まらなくなりました
無事入院できた12月2日
見上げたら
夜空からのメッセージ
満月でした

満月の別名 望月(ぼうづき)です
望
なんて、明るいのかしら。。。
強い太陽ではなく、その光に照らされて優しく輝くことのできる月

何度生まれ変わっても、またあなたに絶対プロポーズしていただきますからね
頑ななわたしの心をゆっくり溶かしていった
あの時と同じように、どこにもない誠実さで…
逃げることのできない幸せなわたしに
お願いします(笑)

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p.s.hanasorakazeさん
本当にありがとう。。。
がんばりますね。


娘、苦手なマヨネーズ・バターを最近食べられるようになりました。
とてもサンドイッチが作りやすいです(^^)
大好きなハムは3枚重ねに

先週金曜も遅く帰宅した夫。お食事を半分以上残しました。
「どうかしたの?」
「 今日は少し早めに先に休むよ。大丈夫です、寝れば治りますよ。日曜は仕事だから、
明日は気分転換にいつものところに、みかん狩りに行きましょう 」
みかん狩り…その言葉がわたしの中に浮かびかけた心配を
一瞬にして安心に変えてしまったのです
そしてその後に起こることは夢にも思わず、彼に挨拶をしました。
夜を楽しめる唯一の金曜週末。
わたしは翌日にまたぐ時間までも深くゆるやかに流れる静けさに心を沈め、
数時間後、安らかな気持ちのままにベッドにもぐりこみました。
その時既に別の寝室で彼が苦しんでいることも知らずに。。。
我が家の週末の朝は、パパが腕をふるいます。
でもキッチンにはいつもの姿が見当たりません。
メール:ママへ 病院にきています。ご心配なく
病院から帰宅後も寝室へ。翌日になり熱は下がることなく会社へ向かいました。
彼の性格わかっています。 若い人たちは、もっと大変なんだ。。。
それでも月曜の朝に検査を早めていただくように促しました。 それとなくです。
それができたのは、自身の痛みも相当なものであったはずです。
ここのところまともな休日はありませんでした。
心がざわつきます。母に電話
「 きっと余程のことよ。 我慢強い人なんだから。
あなたに心配させないようにしてるんでしょう。
Mちゃん(私)が笑っていることが、Kさんはしあわせな人なんだから 」
わたしの母は、パパのことが大好き。
誠実で愛おしい人、あんな希少な男の人と一緒になれるのは宝くじに当たるより難しい、
Mちゃんはほんうにしあわせよ、といつもわたしに言います。
「 いい? Mちゃん。絶対に病院にはついて行きなさい。
それからね。会社に行くなんて言ったら投げ飛ばされても止めるのよ 」
…お母さん? 何があっても彼はわたしにそんなことする人じゃないわ。
それに、そんな止め方したら気持ちを逆なでるにきまってる。
プライドを尊重したやり方を考えないと…
それでもまだわたしの中にはこれほどに情けない余裕がありました。
母の方が余程事態を把握していたように思います。
いつも彼のそばにいるというのに、わたしは。
月曜に胃カメラ検査前の再診察。 パパが検査室に入った後、
先生とのやりとりで膨らむ疑問
???
「 主人は熱が続いていること、先生に申し上げてないのでしょうか? 」
看護婦さんはかなり驚いた様子、しかし胃カメラは進めることに。
付き添っている間、どんなにひどいことをされてるのかと思うほどの罰当たりな感情。
「 奥さん、大丈夫? 」看護婦さんに言われても、そこにいなければ。
胃カメラの検査の結果、先生にこの程度の炎症でそこまでの痛みを訴えるのは
おかしいと言われ、そこで熱のことをはじめて。改めて血液検査。
「 胃の痛みから熱が出ることはない。もしそうなら、厄介だよ… 」
そう先生がこぼしたことば…これが胸の奥、暗雲のようにゆるやかに広がり始めていました
その後、病院で別れ、彼はそのまま、また会社へ直行してしまいました。
また…仕事……
翌火曜、娘の学校の保護者会から帰宅後、病院の先生との電話。
「 旦那さん、今寝てるよね? 」
「それが、朝から会社へ行ってしまいました…」
「 えっ?!…
よし、わかったよ。じゃぁ奥さんね、今日これからこちらへいらっしゃい。
お話したいことがあるんだ。 」
言い知れぬ不安の波にのまれそうになりました。
「 今日6時にそちらに結果を伺いに主人と待ち合わせしてますが、どうしましょう。」
「 それなら、良いよ。あとでお話ししましょうよ。 ね? 」
「 先生…何かあるんでしょうか…? 」
先生にお会いできる時まで待てるほどの心根の太さなど持ち合わせているはずもなく
立っているのがやっとの状態で、それでも先生の電話越しの様子に全神経を集中しました
「 癌じゃないけどね。今すぐに入院の必要があるんだ。入院だよ。絶対安静。
厄介なんだこれ。 」
「 どんなに言ってみても会社に行ってしまう。駄目…なんです 」
つい、本音でお話ししていました。
70歳くらいの先生。余計なことは一切おっしゃらず。
でも、このほんの数分間の電話で主人の性格も全て把握してくださっていたことを
後になって知ることになります。
取りあえず会社に連絡。入院の必要性を事前に知らせておくためです。
「 それは、少し勘弁願いたいな… 無理だよ 」
やはり駄目でした。
どうすれば。。。
夕方病院でわたしたちを前に血液検査の結果を示しながら
「 この値。凄いでしょ。入院安静が必要なんだよ。あなた。
医者自身であっても自覚がない症状なんだ。紹介状書くから 」
「あと2週間だけ猶予をいただけないでしょうか。その後でなら、なんとか入院します」
お叱りを受ける…一瞬身体が硬くなりました
しかし意外にもベテランの先生の口から出た言葉。
それは恐れていた頭ごなしの否定やお叱りではなく逆に温かい慰めのためのものでした。
「 うん。駄目だよ。逆にね。2週間は絶対安静にして、
その後全力で働くというのなら良いけどね。
あのね。仕事を一生懸命がんばるっていうのは、ほんとうに大したものだ。
でもね、どうだろう?
今大切なのは今後も全力でがんばれるように休むことなんだ。
いいかい。そうしないと、命にかかわる病気なんだよ。
もしくは、一生引きずってしまう大変な病気だよ。」
仕事に対する彼の真摯な姿勢を労って下さったこの言葉で彼の強固な意志の縄は
この時、少しほどけたのではないでしょうか。
ベテラン医師にして予想外のこの一言。 救われたのは、まさにわたし。
先生のスマートな力強さがあまりにも頼もしく胸が押しつぶされそうになりました。
若い先生にはない、奥深さ、歩んだ歴史から来る温かさ
これまでの人生もきっと素晴らしいものに違いありません
誠実な夫は周囲の人にも丁寧です。迷惑をかけることが何より屈辱。
人を助けることに労を惜しみませんが、弱みは決して見せることはありません。
その生き方にプライドを持つ強い人です。そして自分の生き方を信じる正しい人。
一時の感情に決して流されない人。
彼のような立派な男性には後にも先にも出会ったことがありません。
かくして入院させるべくわたしの画策が始まりました。
彼に感情的な訴えは還ってマイナスになれど善処を求めるものにはならないのです。
そしてLeeがお教室から帰宅し、パパと会う前がチャンスだと確信
「 ねぇ。会社には代わりに仕事をしてくださる方は、いくらでもいるわ。
でもLeeはどうなるの?
Leeのパパはこの世でひとりだけよ。 何かあっても代わりはいないの 」
無邪気に帰宅したLee
「 わぁ、パパが帰ってる~♪ パパ~ぁ❤ 」
・・・・・・翌日、大病院で一から再検査、即入院の運びとなりました・・・・・・
それからの借り物競走のような入院のお買い物も、もはや苦に値しません。
むしろもう感謝で気持ちはいっぱい。
溢れる感情を抑えながら、汗だくになって買い走りました。
あの時に発熱を知らさず胃の炎症で片づいてしまっていたら、
大変な事態になっていたと言われました
ベッドに落ち着いた夫のそれでも少し戸惑った表情を思い起こしながら、
帰宅する道すがらみるみる全身から力が抜けていきます。
病院に預かっていただいた安心感や脱力感、そして続いていた緊張が一気に緩み
家のそばまで来たら、坂道で急に涙が止まらなくなりました
無事入院できた12月2日
見上げたら
夜空からのメッセージ
満月でした

満月の別名 望月(ぼうづき)です
望
なんて、明るいのかしら。。。
強い太陽ではなく、その光に照らされて優しく輝くことのできる月

何度生まれ変わっても、またあなたに絶対プロポーズしていただきますからね
頑ななわたしの心をゆっくり溶かしていった
あの時と同じように、どこにもない誠実さで…
逃げることのできない幸せなわたしに
お願いします(笑)

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p.s.hanasorakazeさん
本当にありがとう。。。
がんばりますね。